実例紹介・医療法人 Aクリニックは こうして組織改革をした

夏の暑い日、医療法人 Aクリニックからお電話がありました。 接遇研修のご依頼でした。
スタッフ総勢60名からなる、Aクリニックには本院の他、分院、処方箋薬局などが法人傘下に属しています。 早速伺ってみると、理事長がこんなお話をされたのです。
理事長「接遇研修で、何が変わりますか?」
桑田「ずばり、接遇ですね。患者様との接し方です。」
院長「そうですか・・・。」
桑田「他に何かご希望でしょうか?」
院長「いやね、実は患者さんからクレームがあるわけではないんです。一部のドクターとスタッフの仲が悪くって...。いろいろと支障をきたしているんですよ。」
ということで、いろいろとお話を伺った上で組織改革プランが、実行されました。 以下は、その経緯です。
クリアリングとは、「もやもや」「引っかかり」「気になること」を『ただ聴く』ことで心をすっきりさせ、問題を明確にしていくコーチングスキルです。
- ドクターとスタッフのそりが合わない
- スタッフのマナーが悪い(私語・ゴシップが横行している)
- 看護師長が部下に迎合する
- 病院の経営指針や医療方針が何もない
- 組織として、成り立っていないような気がする
クリアリングで出た、「もやもや」「引っかかり」「気になること」から、現状と理想のギャップを測り、目標を設定します。
- 院長などの世代交代が間近いので、スムースに移行したい
- ISO取得、医療機能評価取得を目指している
- 10年後、20年後にも地域に愛される病院でいたい
「患者さんに笑顔で帰っていただくには、どんな方法があるか」をブレーンストーミング (項目内容は、バカバカしいこと、法に触れること、あり得ないことなどが多い方が良い)
- とにかくどんな話題でもいいから笑わせる
- ブーブークッションを置いておく
- 待合室を華やかにする
- アロマオイルを焚く
- ミニ白衣にしてみる
- 患者さんと合い言葉を決めて、最後はそれで帰ってもらう etc・・・
どんな医療を提供したいかを決定
「一生お付き合いのできる、幅も広く層も厚い、地域密着型医療」
ここまでが、コーチングセッション一回目の内容です。
- 命令系統の明確化
- システム作り
- マニュアル作成
- 教育研修実施
- 定例ミーティング開催
研修・コーチングプラン
接遇研修 | 管理職コーチング研修 | コミュニケーション研修 | エグゼクティブ・コーチング | 管理職リーダーシップ研修 | PS・ES研修 | |
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1か月目 | ||||||
2ヶ月目 | ||||||
3ヶ月目 | ||||||
4ヶ月目 | ||||||
5ヶ月目 | ||||||
6ヶ月目 |
- 1. ドクターとスタッフのそりが合わない チーム医療のシステム化を図り、報連相を強化
- 2. スタッフのマナーが悪い(私語・ゴシップが横行している) 接遇研修とマニュアル作りで自院のマナーを徹底
- 3. 看護師長が部下に迎合する リーダーシップ研修、コーチング研修で引っ張るリーダーから調整役リーダーに
- 4. 病院の経営指針や医療方針が何もない エグゼクティブコーチングでビジョンや方針を決定
- 5. 組織として、成り立っていないような気がする PS・ES研修で組織のビジョン、方向性を統一化
- 1. チーム制度が定着して、問題点に自ら取り組む姿勢が生まれてきた
- 2. 仕事の話をする機会が増え、自分たちの問題点を考え、工夫する視点が出てきた
- 3. 主任が婦長をしっかりサポートするようになり師長は全体像を俯瞰できるようになった
- 4. スタッフに医療方針を浸透させ、スタッフ全員の方向性の一致が出てきた
- 5. スタッフ自ら定例ミーティングを開催。報・連・相のシステムが出来上がった
医院全体で「チーム医療」を実践し、 結果 効率的な仕事ができるようになり、スタッフの不満が減った!
職員全体研修から、参加を募って行うオープン研修、部署に特化した研修、少人数のクリニック研修まで、職場環境改善・改革意識と、スタッフの意識向上・行動変容に、お役立てください。 全国各地、どこへでも直接お伺いいたします。